专利摘要:
車両の車輪用タイヤを構築する方法であって、i)少なくとも1つのカーカス構造体構築ライン(2)においてグリーンタイヤのカーカス構造体を構築するステップであって、前記カーカス構造体が少なくとも1つのカーカスプライと一対の環状固定構造体とを備える、ステップと、ii)少なくとも1つのクラウン構造体構築ライン(3)においてグリーンタイヤのクラウン構造体を構築するステップであって、前記クラウン構造体がベルト構造体とトレッドバンドとを備える、ステップと、を含み、クラウン構造体を構築するステップii)が、ベルト構造体を構築する少なくとも1つのステップiii)を含み、そのステップiii)が、a)少なくとも1つの第1構築ドラム(7)の上で、第1半径方向内側ベルト層と前記第1ベルト層の半径方向外側の少なくとも1つの第2ベルト層とを備える環状組立体(4)を構築するステップと、b)前記環状組立体(4)を少なくとも1つの補助ドラム(8)上に移送するステップと、c)前記少なくとも1つの第2半径方向外側ベルト層の上に第1ベルト層の端部が少なくとも部分的に重なるように、第1半径方向内側ベルト層の軸方向に対向する端部を折り返すステップと、d)前記環状組立体(4)を前記少なくとも1つの補助ドラム(8)から少なくとも1つの第2構築ドラム(7’)上に移送するステップと、を含む方法が記載されている。上記方法が行われる、タイヤ構築用のプラント(1)もまた記載されている。
公开号:JP2011507729A
申请号:JP2010538927
申请日:2007-12-21
公开日:2011-03-10
发明作者:マルチニ,マウリツィオ;ムシテッリ,エジオ;プレスティ,ガエタノ ロ
申请人:ピレリ・タイヤ・ソチエタ・ペル・アツィオーニ;
IPC主号:B29D30-08
专利说明:

[0001] 本発明は、車両の車輪用タイヤを構築する方法に関する。]
[0002] 本発明はまた、上述した構築方法を行うために使用可能な、車両の車輪用のタイヤを構築するプラントに関する。]
背景技術

[0003] タイヤ製造サイクルは、タイヤ自体のさまざまな構成部品が1つまたは複数の構築ラインで作製されかつ/または組み立てられる構築プロセスを含み、その後、好適な加硫ラインで、所望の幾何学的形状およびトレッドパターンに従ってタイヤ構造体を画定するように適合された、成形・加硫プロセスが行われる。]
[0004] タイヤは、一般に、実質的ラジアル面(ラジアル面はタイヤの回転軸を含む)に位置する補強コードによって補強された1つまたは複数のカーカスプライを含む、トロイダルリング形状のカーカスを備えている。各カーカスプライは、その端部が、ビードコアとして知られる少なくとも1つの金属補強環状構造体と一体的に関連しており、その構造体は、ビードにおいて、すなわちタイヤの半径方向内側端部において補強の役割を担い、ビードは、タイヤを対応する取付リムに取り付けるのを可能にする機能を有している。前記カーカスに対してクラウン方向に(crown wise to said carcass)、トレッドバンドと呼ばれるエラストマー材料の帯が配置されており、その中で、成形・加硫ステップの最後に、地面に接触するための隆起パターンが形成される。カーカスとトレッドバンドとの間に、一般にベルト構造体として知られる補強構造体が配置されている。こうした構造体は、通常、車のタイヤの場合、ゴム引き布の少なくとも2つの半径方向に重なった層を備えており、それには、通常金属材料からなる補強コードが設けられており、補強コードは、各層において互いに平行に、かつ隣接する層のコードとは交差する関係で配置され、好ましくはタイヤの赤道面に対して対称に配置されている。好ましくは、ベルト構造体はさらに、その半径方向外側位置に、少なくとも下にあるベルト層の端部に、周方向に(ゼロ度に)配置された繊維コードまたは金属コードの第3層も備えている。]
[0005] ベルト構造体およびトレッドバンドは、合せて、タイヤのいわゆる「クラウン構造体」を形成する。]
[0006] 最後に、チューブレスタイプのタイヤでは、ライナと呼ばれる半径方向内側層が存在し、それは、タイヤ自体の気密性を確保する不浸透性機能を有している。]
[0007] 本発明の目的でかつ以下の特許請求の範囲において、「エラストマー材料」という用語は、少なくとも1つのエラストマーポリマーと少なくとも1つの補強充填剤とを備える組成物を意味する。好ましくは、こうした組成物は、さらに、架橋剤および/または可塑剤等の添加剤を含む。架橋剤により、こうした材料を、最終製品を形成するように、加熱によって架橋することができる。]
[0008] 本文脈において、「グリーンタイヤ」という用語は、構築プロセスによって得られ、まだ成形および加硫されていないタイヤを示す。]
[0009] 本出願人と同じ出願人の名義の国際公開第01/32409号は、作業ステーションが設けられたタイヤ構築ラインについて記載しており、各作業ステーションは、処理中のタイヤの少なくとも1つの構造的構成部品を作製しかつ組み立てるように配置されており、そこでは、少なくとも1つの第1タイヤモデルおよびそれと互いに異なる第2タイヤモデルを含む、少なくとも一続きのタイヤが同時に処理され、加硫ラインへのタイヤ移送は、ロボットアームを介して、かつ前記作業ステーションの各々へのタイヤの移送速度に等しい移送速度に従って行われる。]
[0010] 欧州特許出願公開第1 481 791 A2号は、多段階の連続製造システムにおいてタイヤを同時に製造する方法について記載しており、タイヤは、サイズが異なり構築仕様が異なるタイヤ群から選択される。この方法は、それぞれのタイプのタイヤを組み立てるために必要なタイヤ構築機器および材料を選択するステップと、各構築機器が所与のロットを構築するために行わなければならない対応するサイクル数を計算するステップと、第1構築仕様の最後のタイヤが通過した後に第2構築仕様に切り換えることにより、ロット切換え時に第2構築仕様に自動的に切り換えるステップと、各ステーションにおいて各々の前のロットの各々の最後のタイヤが通過する際の次の構築仕様への自動的な切り換えを、最終ロットが製造されるまで繰り返すステップとを含む。この製造システムは、少なくとも4つのカーカス構築ステーションを有し、各ステーションは、所定間隔で配置されており、好ましくは、作業ステーションを有するクラウン構造体構築ラインは、カーカス構築ラインとは別個であり、カーカス構造体およびクラウン構造体は、分割された自己ロック式モールドで接合される。]
[0011] 欧州特許出願公開第0 105 113A1号は、タイヤ構成部品の周方向縁部分を折り畳む機械および方法について記載している。折畳み機は、その構成部品のための円筒状支持面及び精密に成形され鋭利な肩部を有する周辺デッキ縁を有する環状デッキと、前記デッキ縁より軸方向にかつ半径方向に内側に配置され、膨張すると、前記デッキ縁と協働して、こうしたデッキ縁において構成部品の突出する周方向縁部分を折り畳むブラダ組立体とを備える。]
発明が解決しようとする課題

[0012] 国際公開第01/32409号に記載されているタイプの方法は、トロイダル成形支持体に構築されるタイヤの、互いに同期する自動化された標準化ステップによって構築するために基本半製品(elementary semi-finished product)を用いる製造プロセスにおいて、生産性を向上させることを目的としている。しかしながら、こうした方法では、高い技術的柔軟性、すなわち、各タイヤに対して、エラストマー材料のタイプ、もしくは繊維または金属の補強コードのタイプが異なる基本半製品を使用する可能性を得ることができない。実際には、こうした方法は、寸法、タイヤのいくつかの構造的構成部品(1つまたは2つのカーカスプライ、ビード領域の補強要素等)の任意の存在、ビード領域においてビードコアを形成するゴム金属ワイヤのコイルの配置、ゼロ度のベルト層の延在する程度の多少、トレッドバンドにおける層および下層(sublayer)の存在等、異なる特徴が限られているタイヤを製作するのには好適である。]
[0013] 一方、欧州特許出願公開第1 481 791号に示されている方法は、互いに異なる特徴を有する半製品でタイヤを得ることができるため、技術的に柔軟であるが、生産性に関して、たとえば製造されるタイヤのモデルが変化し、それらを成し遂げるために大規模なプラントが必要であるため、限界がある。]
[0014] 本出願人はまた、この後者のタイプの製造プラントでは、大量の材料および/または半完成品を管理することが、タイヤを構成するさまざまな部分の製造ステップを同期させる問題、それにより、製造プラントの全般管理において生産性に否定的な結果をもたらす問題を発生させることにも気付いた。]
[0015] 欧州特許出願公開第0 015 113号に記載されているタイプの折畳み方法には、タイヤ構成部品の精密かつ輪郭が明確な折畳みを得るという目的があるが、それら方法は、高い生産柔軟性および生産性を追求も達成もしていない。]
[0016] 高性能タイヤや非常に高性能のタイヤを、高い生産能力および高い技術的柔軟性で製作することができ、タイヤのいくつかの構成部品において折畳み工程を行う必要がある、タイヤを製造する方法およびプラントを得るために、本出願人は、国際公開第01/32409号および欧州特許出願公開第1 481 791号に示されているタイプの製造方法に、欧州特許出願公開第0 015 113A1号に示されているタイプの機械を挿入することにより、上記方法の柔軟性または生産性に関する示した問題は、変わらないままであるか、またはより決定的になることが分かった。]
[0017] したがって、本出願人は、技術的要件が互いに非常に異なる、構築ステップにおいて少なくとも1つの構成部品の折畳み工程が必要なタイヤを、国際公開第01/32409号に示されているタイプのプロセスの生産性を向上させながら、かつ欧州特許出願公開第1 481 791 A2号に示されているもののように規模が大きくかつ管理および同期が困難な製造プラントを回避して製造するために、プラントの関連する部分に沿って、製造プラントに、上記工程に専用の少なくとも1つの作業ステーションが設けられることが必要であることに気付いた。]
[0018] 本出願人は、さらに、タイヤベルト構造体の構築中にそのタイヤベルト構造体を構成する層の間で上記折畳み工程を行わなければならない場合、こうした専用の作業ステーションは、折畳み工程と折り畳まれる構成部品の出入りとの両方において迅速であり、規模および製造されるタイヤで用いられる材料の観点から非常に柔軟でなければならないことに気付いた。]
課題を解決するための手段

[0019] したがって、本出願人は、タイヤ構築プラントに、複数のベルト層からなる環状組立体の少なくとも1つの第1構築ドラムと、少なくとも1つの補助ドラム、および環状組立体を構築ドラムから補助ドラムへかつ補助ドラムから少なくとも1つの第2構築ドラムへ移送する少なくとも1つの装置を備える折返し作業ステーションとを備えるクラウン構造体構築ラインを設けることにより、高生産性および最終製品の高品質を達成しながら、高い技術的複雑性および特殊性を持つ小ロットのタイヤを同時に製造することができることに気付いた。]
[0020] 最後に、本出願人は、少なくとも1つの第1構築ドラムの上に、複数のベルト層を含む環状組立体を構築するステップと、環状組立体を少なくとも1つの補助ドラム上に移送するステップと、ベルト層の端部を折り返すステップと、端部が折り返された環状組立体を少なくとも1つの第2構築ドラム上に移送するステップとを含む、ベルト構造体を構築するステップを含むタイヤ構築方法を行うことにより、生産性を高く維持しながら、技術的柔軟性の高いタイヤを得ることができることが分かった。]
[0021] より正確には、本発明の第1態様によれば、本発明は、車両の車輪用タイヤを構築する方法であって、
i)少なくとも1つのカーカス構造体構築ラインにおいてグリーンタイヤのカーカス構造体を構築するステップであって、前記カーカス構造体が少なくとも1つのカーカスプライと一対の環状固定構造体とを備える、ステップと、
ii)少なくとも1つのクラウン構造体構築ラインにおいてグリーンタイヤのクラウン構造体を構築するステップであって、前記クラウン構造体がベルト構造体とトレッドバンドとを備える、ステップと、
を含み、
クラウン構造体を構築するステップii)が、ベルト構造体を構築する少なくとも1つのステップiii)を含み、そのステップiii)が、
a)少なくとも1つの第1構築ドラムの上で、第1半径方向内側ベルト層と前記第1ベルト層の半径方向外側の少なくとも1つの第2ベルト層とを備える環状組立体を構築するステップと、
b)前記環状組立体を少なくとも1つの補助ドラム上に移送するステップと、
c)第1半径方向内側ベルト層の軸方向に対向する端部を、前記少なくとも1つの第2半径方向外側ベルト層の上に少なくとも部分的に重なるように折り返すステップと、
d)前記環状組立体を前記少なくとも1つの補助ドラムから少なくとも1つの第2構築ドラム上に移送するステップと、
を含む方法に関する。]
[0022] 製造される各タイヤに対して異なる基本半製品を使用する可能性と矛盾することなく、環状組立体の構築ドラムから補助ドラムへの移送と、こうした補助ドラムでのベルト折返しステップの実行と、後続する環状組立体の第2構築ドラムへの移送とを可能にすることにより、前記方法により、技術的柔軟性が低いという上述した欠点を回避することができ、構築工程にかけられる構成部品に対し少なくとも1つの折返し操作がある複雑な組立工程が必要なタイヤに対しても、最終製品の高性能品質および高生産性が維持される。]
[0023] したがって、本発明による方法は、技術的に柔軟でありかつ効率的である。]
[0024] 最後に、本発明による構築方法は、環状組立体を補助ドラムから第2構築ドラム上へ移送する工程を提供するため、行われる工程に対し最も好適なタイプのドラムをその時々で選択することができるという利点が得られる。]
[0025] 本発明の第2態様によれば、本発明は、車両の車輪用タイヤを構築するプラントであって、
少なくとも1つのカーカス構造体構築ラインであって、前記カーカス構造体が少なくとも1つのカーカスプライと一対の環状固定構造体とを備える、カーカス構造体構築ラインと、
少なくとも1つのクラウン構造体構築ラインであって、前記クラウン構造体が少なくとも1つのベルト構造体とトレッドバンドとを備える、クラウン構造体構築ラインと、
を備え、
クラウン構造体構築ラインが、
少なくとも1つの第1構築ドラムであって、その上で、第1半径方向内側ベルト層と前記第1ベルト層の半径方向外側の少なくとも1つの第2ベルト層とを備える環状組立体が構築される、第1構築ドラムと、
少なくとも1つの補助ドラムであって、その上で、前記第1ベルト層の軸方向に対向する端部が、前記少なくとも1つの第2ベルト層の上に折り返される、補助ドラムと、
前記第1ベルト層の前記軸方向に対向する端部が前記少なくとも1つの第2ベルト層の上に折り返された環状組立体を受け入れるのに好適な少なくとも1つの第2構築ドラムと、
前記少なくとも1つの第1構築ドラムから前記少なくとも1つの補助ドラムへ、かつ前記少なくとも1つの補助ドラムから前記少なくとも1つの第2構築ドラムへ前記環状組立体を移送する少なくとも1つの装置と、
を備える、タイヤを構築するプラントに関する。]
[0026] 前記プラントは、上記方法を行うことにより、上述したものと同じ利点を達成する。]
[0027] 本出願人は、さらに、構築ドラムとは別個の、折返し工程が行われる補助ドラムと、前記補助ドラムへのかつ補助ドラムからの移送装置とを提供する構築プラントにより、製造されるタイヤのタイプおよび性能に対してドラムの最も好適な特徴をその時々で選択することが可能であるため、技術的柔軟性に関する上記欠点も克服することができることに気付いた。]
[0028] 本発明は、その上記態様のうちの少なくとも一方において、以下の好ましい特徴のうちの少なくとも1つを示すことができる。]
[0029] 本発明の一実施形態では、上記方法において、環状組立体を構築する上記ステップa)は、第3ベルト層を構築するさらなるステップを含む。]
[0030] 好ましくは、前記第3ベルト層は前記第2ベルト層の半径方向外側である。]
[0031] この場合、折り返すステップc)は、前記第2層の上に、かつ前記第2ベルト層の半径方向外側の前記第3ベルト層の上に、前記第1ベルト層の端部が少なくとも部分的に重なるように、前記第1半径方向内側ベルト層の軸方向に対向する端部を折り返すステップを含む。]
[0032] 好ましくは、前記第3ベルト層は前記第1ベルト層の半径方向内側である。]
[0033] 本発明の一実施形態によれば、第2構築ドラムは第1構築ドラムと等しい。これは、製品要件により単一構築ドラムの使用が可能である場合、または折返し前工程および折返し後工程をともに単一構築ドラムで最適化することが可能である場合に、経済的に有利である。]
[0034] ベルト構造体を構築するステップiii)は、有利には、環状組立体を構築するステップa)の前に、
a1)第1構築ドラムの半径方向外側の位置にアンダーベルト層を付与するステップ
を含む。]
[0035] こうしたアンダーベルト層は、動作時に発生する応力を低減するために、ベルト構造体の端部をカーカス構造体から解放する機能を有している。]
[0036] 好ましくは、環状組立体を構築するステップa)は、
a2)第1ベルト層の上に少なくとも1つの中間要素を敷設するサブステップ
を含む。]
[0037] ステップiii)は、ステップd)の後に、
前記環状組立体の半径方向外側の位置に、周方向に配置された繊維コードまたは金属コードの少なくとも1つの第1層を付与する
ステップe)を含む。]
[0038] ベルト構造体を構築するステップii)は、少なくとも1つのコード層を付与するステップe)の後に、
前記コード層の半径方向外側の位置に、少なくとも1つのトレッドバンドを付与する
ステップf)を含む。]
[0039] ベルト構造体を構築するステップii)は、トレッドバンドを付与するステップf)の後に、
前記トレッドバンドの軸方向外側の位置に、処理されているタイヤのサイドウォールの少なくとも一部を付与する
ステップg)を含む。]
[0040] 有利には、折り返すステップc)は、クラウン構造体構築ラインの折返し作業ステーションで行われる。]
[0041] 好ましくは、環状組立体を補助ドラム上に移送するステップb)は、クラウン構造体構築ラインの折返し作業ステーションで行われる。]
[0042] 好ましくは、環状組立体を第2構築ドラム上に移送するステップd)は、クラウン構造体構築ラインの折返し作業ステーションで行われる。]
[0043] 好ましくは、ベルト構造体を構築するステップii)は、トレッドバンドを付与するステップf)の前に、ステップe)で付与されたコード層の上に少なくとも1つのトレッドバンド下層を付与するサブステップf’)を含む。]
[0044] 本発明の一実施形態によれば、ステップf)は、2つのトレッドバンド層の付与を含む。]
[0045] 好ましくは、ステップf)およびサブステップf’)のうちの少なくとも一方は、エラストマー材料の少なくとも1つの連続した細長い要素を、前記ベルト構造体の半径方向外側の位置に、横に並ぶかまたは少なくとも部分的に重なるコイル状に付与することによって行われる。]
[0046] 有利には、ステップa1)およびステップa2)のうちの少なくとも一方は、エラストマー材料の少なくとも1つの連続した細長い要素を、前記第1構築ドラムまたは前記第1ベルト層のそれぞれ半径方向外側の位置に、横に並ぶかまたは少なくとも部分的に重なるコイル状に付与することによって行われる。]
[0047] 好ましい実施形態によれば、ステップa)およびステップe)のうちの少なくとも一方は、それぞれの作業ステーションにおいて基本半製品を供給する前ステップh)を含む。]
[0048] 好ましくは、前記基本半製品は、適当なサイズに切断され、かつ内部に少なくとも1つの繊維または金属の細長い補強要素を備える、エラストマー材料のストリップである。]
[0049] 好ましくは、前記基本半製品は、互いに隣接して付与され、それにより、その長手方向軸が、少なくとも一部に沿って、第1構築ドラムの周方向に対し同じ所定角度を呈する。]
[0050] 本発明による方法は、半製品準備ラインにおいて基本半製品を準備するさらなるステップh’)を含むことができる。]
[0051] 好ましい実施形態によれば、本方法は、第1構築ドラム、第2構築ドラムおよび補助ドラムのうちの少なくとも1つの寸法を調整するステップj)をさらに含む。]
[0052] 有利には、前記ステップj)は、第1構築ドラムの半径方向調整を含む。]
[0053] 有利には、前記ステップj)は、第2構築ドラムの半径方向調整を含む。]
[0054] 有利には、前記ステップj)は、補助ドラムの半径方向および軸方向調整を含む。]
[0055] これにより、高い生産性および技術的柔軟性が確保される。]
[0056] 好ましくは、第1構築ドラムおよび第2構築ドラムうちの少なくとも一方は、クラウン構造体構築ラインの作業ステーションから次の作業ステーションに少なくとも1つのロボットアームによって移送される。]
[0057] 1つの好ましい実施形態によれば、環状組立体を少なくとも1つの補助ドラム上に移送するステップb)は、移送装置によって行われる。]
[0058] 好ましくは、前記移送装置はまた、前記環状組立体を前記少なくとも1つの補助ドラムから前記少なくとも1つの第1構築ドラムまたは第2構築ドラム上に移送するステップd)も行う。]
[0059] 本発明の一実施形態によるタイヤ構築方法は、少なくとも、前記移送装置の寸法を調整するステップk)をさらに含む。]
[0060] 好ましくは、こうした調整は、移送装置が寸法の異なる最終製品に対して好適であるように、半径方向に行われる。]
[0061] 好ましくは、こうした調整は、移送装置が技術的要件の異なる製品に対して好適であるように、軸方向に行われる。]
[0062] 有利には、環状組立体を少なくとも1つの補助ドラム上に移送するステップb)と、環状組立体を第1構築ドラムまたは第2構築ドラム上に移送するステップd)のうちの少なくとも一方の後に、ベルト構造体を成形するステップl)が続く。]
[0063] 好ましくは、前記ステップl)は、補助ドラムを膨張させることによって行われる。]
[0064] より好ましくは、前記ステップl)は、前記第1構築ドラムおよび前記第2構築ドラムのうちの少なくとも一方を膨張させることによって行われる。]
[0065] 1つの別の実施形態による車両の車輪用のタイヤを構築するプラントでは、上記利点を達成するように、第2構築ドラムは第1構築ドラムと一致する。]
[0066] 好ましい実施形態によれば、第2構築ドラムは第1構築ドラムと幾何学的形状が異なる。]
[0067] こうした特徴により、行われるステップに対し幾何学的形状が最も好適なドラムの選択が可能になる。]
[0068] たとえば、製品の技術的要件により、少なくとも1つの繊維または金属の細長い補強要素を備えたエラストマー材料の補強要素を、前記第1構築ドラムの半径方向外側の位置に軸方向(すなわち、90度に)敷設することが必要である場合、外面が平坦である、すなわち凹凸のないドラムが必要である。]
[0069] 実際には、こうした方法でのみ、不連続または部分的重なりのない連続した要素を得ることができる。]
[0070] しかしながら、その後、下にあるベルト層の少なくとも端部において、半径方向外側位置に、周方向に(0度に)配置された繊維コードまたは金属コードを敷設することは、すでに成形されたタイヤの上で必ず行われなければならず、したがって、凸状外面が設けられたドラムによって支持されなければならない。それは、こうした層が、弾性特性が低いために牽引力を受けることができない(cannot be subject to traction)ためである。]
[0071] したがって幾何学的形状の観点から異なる構築ドラムを有する可能性により、本発明による方法の各ステップの最適な遂行が確実になる。]
[0072] 特に、第2構築ドラムが成形面を有することが好ましい。]
[0073] 好ましくは、補助ドラムは第1構築ドラムと幾何学的形状が異なる。]
[0074] 好ましくは、補助ドラムは成形面を有する。]
[0075] より好ましくは、前記成形面は凸状である。]
[0076] 本発明の一実施形態によれば、クラウン構造体構築ラインは、補助ドラムと移送装置とを備える少なくとも1つの折返し作業ステーションを備える。]
[0077] 好ましくは、折返し作業ステーションは、補助ドラムと協働するのに好適な、第1ベルト層の軸方向に対向する端部の少なくとも一部を前記少なくとも1つの第2ベルト層の上に折り返す装置をさらに備える。]
[0078] 本発明の一実施形態によれば、クラウン構造体構築ラインはまた、第1構築ドラム上にアンダーベルト層を付与する装置が設けられた、アンダーベルト層を付与する作業ステーションも備える。]
[0079] 前記装置は、好ましくは、エラストマー材料の連続した細長い要素の分配装置と、前記連続した細長い要素を、第1構築ドラムの半径方向外側の位置に、横に並ぶかまたは少なくとも部分的に重なるコイル状に巻回するように、第1構築ドラムを移動させるアクチュエータと、を備える。]
[0080] クラウン構造体構築ラインは、有利には、折返し作業ステーションの上流に、
第1構築ドラムの半径方向外側の位置に少なくとも1つの第1ベルト層を付与する装置が設けられた、第1ベルトを付与する作業ステーションと、
第1ベルト層の半径方向外側の位置に第2ベルト層を付与する装置が設けられた、第2ベルトを付与する作業ステーションと、
を備える。]
[0081] 好ましくは、クラウン構造体構築ラインは、折返し作業ステーションの下流に、
半径方向外側ベルト層の上に周方向に配置された繊維コードまたは金属コードの少なくとも1つの第1層を付与する装置が設けられた、コードを付与する作業ステーションと、
コード層の半径方向外側の位置に少なくとも1つのトレッドバンドを付与する装置が設けられた、少なくとも1つのトレッドバンド構築作業ステーションと、
を備える。]
[0082] 好ましくは、クラウン構造体構築ラインは、第1ベルト層の上に少なくとも1つの中間要素を敷設する装置が設けられた、中間要素を敷設する作業ステーションを備える。]
[0083] こうした装置は、エラストマー材料の連続した細長い要素の分配装置と、前記連続した細長い要素を、前記第1ベルト層の半径方向外側の位置に、横に並ぶかまたは少なくとも部分的に重なるコイル状に巻回するように、前記第1構築ドラムを移動させるアクチュエータと、を備える。]
[0084] クラウン構造体構築ラインは、トレッドバンドの軸方向外側の位置にサイドウォールの少なくとも一部を構築する装置が設けられた、サイドウォール構築作業ステーションをさらに備えることができる。]
[0085] こうした装置は、有利には、エラストマー材料の連続した細長い要素の分配装置と、前記連続した細長い要素を、横に並ぶかまたは少なくとも部分的に重なるコイル状に巻回するように、前記第1構築ドラムまたは第2構築ドラムのうちの一方を移動させるアクチュエータと、を備える。]
[0086] 本発明の一実施形態によれば、構築プラントは、少なくとも2つのトレッドバンド構築作業ステーションを備える。]
[0087] 好ましくは、クラウン構造体構築ラインの第1ベルトを付与する作業ステーションに、前記第1ベルト層の半径方向内側の位置に第3ベルト層を付与する装置もまた設けられる。]
[0088] より好ましくは、クラウン構造体構築ラインは、前記第1ベルト付与作業ステーションの上流に、前記第1ベルト層の半径方向内側の位置に第3ベルト層を付与する装置が設けられた、第3ベルトを付与する作業ステーションを備える。]
[0089] 好ましくは、クラウン構造体構築ラインの前記第2ベルトを付与する作業ステーションに、前記第2ベルト層の半径方向外側の位置に第3ベルト層を付与する装置もまた設けられる。]
[0090] 別法として、クラウン構造体構築ラインは、前記第2ベルト付与作業ステーションの下流に、前記第2ベルト層の半径方向外側の位置に第3ベルト層を付与する装置が設けられた、第3ベルトを付与する作業ステーションを備える。]
[0091] 好ましくは、コードを付与する作業ステーションの下流に、コード層の半径方向外側の位置に少なくとも1つのトレッドバンド下層を付与する装置が設けられた、トレッドバンド下層付与作業ステーションが配置される。]
[0092] こうした装置は、エラストマー材料の連続した細長い要素の分配装置と、前記連続した細長い要素を、横に並ぶかまたは少なくとも部分的に重なるコイル状に巻回するように、前記第1構築ドラムまたは前記第2構築ドラムのうちの一方を移動させるアクチュエータと、を備える。]
[0093] 好ましい実施形態によれば、第1ベルト付与作業ステーション、第2ベルト付与作業ステーション、第3ベルト付与作業ステーションおよびコード付与作業ステーションのうちの少なくとも1つは、それぞれの作業ステーションにおいて基本半製品を供給する少なくとも1つのユニットに動作的に関連する。]
[0094] 好ましくは、前記基本半製品供給作業ステーションは、連続して、または適当なサイズに切断された、内部に少なくとも1つの繊維または金属の細長い補強要素を備える、エラストマー材料のストリップを供給する。]
[0095] 有利には、構築プラントはまた、カーカス構造体構築ラインおよびクラウン構造体構築ラインのうちの少なくとも一方に供給されるのに好適な基本半製品を準備するラインも備える。]
[0096] 好ましい実施形態によれば、本プラントは、第1構築ドラム、第2構築ドラムおよび補助ドラムのうちの少なくとも1つの寸法を調整する装置を備える。]
[0097] 特に、第1構築ドラムが半径方向に調整可能であることが好ましい。]
[0098] 好ましくは、第2構築ドラムは半径方向に調整可能である。]
[0099] 好ましくは、補助ドラムは半径方向及び軸方向に調整可能である。]
[0100] 有利には、クラウン構造体構築ラインに、構築ドラムを同じクラウン構造体構築ラインの作業ステーションから次の作業ステーションに移送する装置が設けられる。]
[0101] 好ましくは、構築ドラムを作業ステーションから次の作業ステーションへ移送する前記装置は、少なくとも1つのロボットアームを備える。]
[0102] 有利には、前記移送装置の寸法は調整可能である。]
[0103] 特に、移送装置は半径方向に調整可能である。]
[0104] 特に、移送装置は軸方向に調整可能である。]
[0105] 好ましくは、移送装置は複数のセクタを含む。]
[0106] 本発明のさらなる特徴および利点は、本発明による構築プラントおよび方法のいくつかの好ましい例の、非限定的な例として示す添付図面を参照して行う以下の説明からより明らかとなろう。]
図面の簡単な説明

[0107] 本発明の一実施形態による方法が実行される車両の車輪用のタイヤを構築するプラントの略レイアウトを示す。
本発明の一実施形態によるベルト折返し作業ステーションを詳細に示す、図1の細部を示す。
本発明の一実施形態による構築プロセスの各作業ステップ中の図2の折返し作業ステーションを示す。
本発明の一実施形態による構築プロセスの各作業ステップ中の図2の折返し作業ステーションを示す。
本発明の一実施形態による構築プロセスの各作業ステップ中の図2の折返し作業ステーションを示す。
本発明の一実施形態による構築プロセスの各作業ステップ中の図2の折返し作業ステーションを示す。
本発明の一実施形態による構築プロセスの各作業ステップ中の図2の折返し作業ステーションを示す。
本発明の一実施形態による構築プロセスの各作業ステップ中の図2の折返し作業ステーションを示す。
本発明の一実施形態による構築プロセスの各作業ステップ中の図2の折返し作業ステーションを示す。
本発明の一実施形態による構築プロセスの各作業ステップ中の図2の折返し作業ステーションを示す。
本発明の一実施形態による構築プロセスの各作業ステップ中の図2の折返し作業ステーションを示す。
本発明の一実施形態による構築プロセスの各作業ステップ中の図2の折返し作業ステーションを示す。
本発明の一実施形態による構築プロセスの各作業ステップ中の図2の折返し作業ステーションを示す。
本発明の一実施形態による構築プロセスの各作業ステップ中の図2の折返し作業ステーションを示す。
本発明の一実施形態による構築プロセスの各作業ステップ中の図2の折返し作業ステーションを示す。] 図1 図2
実施例

[0108] 図1を参照すると、参照数字1は、全体として、本発明による車両の車輪用タイヤを構築するプラントを示している。] 図1
[0109] 構築プラント1は、カーカス構造体構築ライン2およびクラウン構造体構築ライン3を備えている。]
[0110] 構築されるタイヤのカーカス構造体は、少なくとも1つのカーカスプライと一対の環状固定構造体とを備え、クラウン構造体は、少なくとも1つのベルト構造体とトレッドバンドとを備えている。]
[0111] クラウン構造体構築ライン3は、少なくとも1つの第1構築ドラム7を備えており、その上で、第1ベルト層と前記第1ベルト層の半径方向外側の少なくとも1つの第2ベルト層とを備える環状組立体4が構築される。]
[0112] クラウン構造体構築ライン3は、さらに、少なくとも1つの補助ドラム8を備えており、その上で、前記少なくとも1つの第2ベルト層の上に前記第1ベルト層の端部が少なくとも部分的に重なるように、前記第1ベルト層の軸方向に対向する端部が折り返される。]
[0113] クラウン構造体構築ライン3はまた、前記第1ベルト層の軸方向に対向する端部が前記少なくとも1つの第2ベルト層の上に折り返された環状組立体4を受け入れるのに好適な第2構築ドラム7’を有している。]
[0114] 言い換えれば、組立体は、第1構築ドラム7で構築され、折返し工程の後、第1構築ドラム7とは幾何学的形状が異なることが好ましい第2構築ドラム7’に移送される。]
[0115] 特に、前記第2構築ドラム7’は、図3i〜図3mに示すように、成形面(好ましくは凸状の成形面)を備えている。] 図3i 図3l 図3m
[0116] ここで特に図2を参照すると、クラウン構造体構築ライン3が、さらに、前記少なくとも1つの第1構築ドラム7から前記少なくとも1つの補助ドラム8へ、かつ前記少なくとも1つの補助ドラム8から前記少なくとも1つの第2構築ドラム7’への、前記環状組立体4の少なくとも1つの移送装置9を備えていることが示されている。] 図2
[0117] 図面には示さない1つの別の実施形態では、補助ドラム8は第1構築ドラム7と幾何学的形状が異なっている。]
[0118] 実際には、それは、必要な場合、好ましくは凸状である成形面を備えていてもよい。]
[0119] 図1に示すように、クラウン構造体構築ライン3は、折返し作業ステーション28を備えており、それはまた、補助ドラム8および移送装置9を有している。] 図1
[0120] こうした折返し作業ステーション28は、さらに、第1ベルト層の軸方向に対向する端部の少なくとも一部を前記少なくとも1つの第2ベルト層の上に折り返す装置を備えている。図には示さないこうした折返し装置は、前記補助ドラム8と協働して折返し工程を行うのに好適である。]
[0121] クラウン構造体構築ライン3はまた、第1構築ドラム7にアンダーベルト層を付与する装置が設けられた、アンダーベルト層を付与する作業ステーション20も備えている。]
[0122] こうしたアンダーベルト層付与作業ステーション20は、クラウン構造体構築ライン3の後続する作業ステーションの上流に配置されている。]
[0123] アンダーベルト層を付与する装置は、エラストマー材料の連続した細長い要素の分配装置と、前記構築ドラム7の半径方向外側の位置に前記連続した細長い要素を横に並ぶかまたは少なくとも部分的に重なるコイル状に巻回するように、第1構築ドラム7を移動させるアクチュエータと、を備えている。]
[0124] クラウン構造体構築ライン3の以下の作業ステーションが、折返し作業ステーション28の上流にさらに配置されている。すなわち、
−少なくとも1つの第1ベルト層を第1構築ドラム7の半径方向外側の位置に付与する装置が設けられた、第1ベルトを付与する作業ステーション21と、
−第2ベルト層を第1ベルトストリップの半径方向外側の位置に付与する装置が設けられた、第2ベルトを付与する作業ステーション23と
である。]
[0125] さらに、クラウン構造体構築ライン3は、折返し作業ステーション28の下流に以下の作業ステーションを備えている。すなわち、
−半径方向外側のベルト層の上に周方向に配置された繊維コードまたは金属コードの少なくとも1つの第1層を付与する(これらは少なくともその軸方向外側部分に付与されることが好ましい)装置が設けられた、コード付与作業ステーション24と、
−少なくとも1つのトレッドバンドを前記コード層の半径方向外側の位置に付与する装置が設けられた、少なくとも1つのトレッドバンド構築作業ステーション25と、
である。]
[0126] クラウン構造体構築ライン3は、さらに、少なくとも1つの中間要素を第1ベルト層の上に敷設する装置が設けられた、中間要素を敷設する作業ステーション22を備えている。]
[0127] この作業ステーション22は、第2ベルト付与作業ステーション23の上流に配置されており、関連する装置は、エラストマー材料の連続した細長い要素の分配装置と、前記第1ベルト層の半径方向外側の位置に前記連続した細長い要素を横に並ぶかまたは少なくとも部分的に重なるコイル状に巻回するように、前記第1構築ドラム7を移動させるアクチュエータと、を備えている。]
[0128] 図1に示す実施形態によれば、クラウン構造体構築ライン3は、さらに、サイドウォールの少なくとも一部をトレッドバンドの半径方向外側の位置に構築する装置が設けられた、サイドウォール構築作業ステーション26を備えている。] 図1
[0129] 好ましくは、こうした装置は、エラストマー材料の連続した細長い要素の分配装置と、前記連続した細長い要素を横に並ぶかまたは少なくとも部分的に重なるコイル状に巻回するように、前記第1構築ドラム7または前記第2構築ドラム7’のうちの一方を移動させるアクチュエータと、を備えている。]
[0130] 連続した細長い要素は、図には示さない供給ラインによって供給され、それは、エラストマー材料の連続ストリップとして成形された半製品を供給し、そこから、任意に、得られるべきタイヤの所望の仕様に相関する所定長の切取片(crop)が切断される。]
[0131] 図1に示す構築プラント1は、2つのトレッドバンド構築作業ステーション25を備えているが、最終製品の所定要件に必要な場合は、それより多くのトレッドバンド作業ステーション25を備えていてもよい。] 図1
[0132] 前記トレッドバンド構築作業ステーション25の各々において、前記付与装置は、エラストマー材料の連続した細長い要素の分配装置と、前記ベルト構造の半径方向外側の位置に前記連続した細長い要素を横に並ぶかまたは少なくとも部分的に重なるコイル状に巻回するように、前記第1構築ドラム7または第2構築ドラム7’の一方を移動させるアクチュエータとを備えている。]
[0133] 第1ベルトを付与する作業ステーション21に、前記第1ベルト層の半径方向内側の位置に第3ベルト層を付与する装置を設けてもよい。]
[0134] 別法として、クラウン構造体構築ライン3は、第1ベルト付与作業ステーション23の上流に、前記第1ベルト層の半径方向内側の位置に第3ベルト層を付与する装置が設けられた、第3ベルトを付与する作業ステーション27(図1には示さず)を備えている。] 図1
[0135] 第2ベルトを付与する作業ステーション23にもまた、前記第2ベルト層の半径方向外側の位置に第3ベルト層を付与する装置を設けてもよい。]
[0136] 別法として、クラウン構造体構築ライン3は、第2ベルト付与作業ステーション23の下流に、前記第2ベルト層の半径方向外側の位置に第3ベルト層を付与する装置が設けられた、第3ベルトを付与する作業ステーション27(図1には示さず)を備えている。] 図1
[0137] 前記第3ベルト層は、前記第1ベルト層および前記第2ベルト層ほど軸方向に延在していないことが好ましい。]
[0138] 図には示さない一実施形態によれば、コード付与作業ステーション24の下流にトレッドバンド下層付与作業ステーションが配置されており、それには、前記ベルト構造体、好ましくは前記コード層の半径方向外側の位置に少なくとも1つのトレッドバンド下層を付与する装置が設けられている。]
[0139] また、こうした装置は、エラストマー材料の連続した細長い要素の分配装置と、前記連続した細長い要素を横に並ぶかまたは少なくとも部分的に重なるコイル状に巻回するように、前記第1構築ドラム7または前記第2構築ドラム7’のうちの一方を移動させるアクチュエータと、を備えている。]
[0140] 第1ベルト付与作業ステーション21、第2ベルト付与作業ステーション23、第3ベルト付与作業ステーション27およびコード付与作業ステーション24のうちの少なくとも1つに、それぞれの作業ステーションに基本半製品を供給する少なくとも1つのユニット37が動作的に関連している。]
[0141] しかしながら、1つの基本半製品供給ユニット37がそれらの各々に関連していることが好ましい。]
[0142] 連続ストリップの形状の半製品は、基本半製品を供給する各ユニット37に沿って既知の方法で前進し、その後、任意に、所望の仕様に対応する長さかまたはそれらが供給される環状組立体4の長さの切取片に切断される。]
[0143] したがって、前記基本半製品供給作業ステーションの各々は、連続して、または適当なサイズに切断された、内部に少なくとも1つの繊維または金属の細長い補強要素を有する、エラストマー材料のストリップを供給する。]
[0144] 図1に示す構築プラント1は、さらに、カーカス構造体構築ライン2とクラウン構造体構築ライン3との少なくとも一方に供給されるのに好適な基本半製品を準備するライン31を備えている。] 図1
[0145] 構築プラント1に、第1構築ドラム7、第2構築ドラム7’および補助ドラム8のうちの少なくとも1つの寸法を調整する装置を設けることができる。]
[0146] 第1構築ドラム7および/または第2構築ドラム7’は半径方向に調整可能であり、補助ドラム8は、半径方向および軸方向の両方に調整可能であることが好ましい。]
[0147] クラウン構造体構築ライン3には、構築ドラム7、7’を当該クラウン構造体構築ライン3の作業ステーションから次の作業ステーションに移送する装置が設けられている。図1および図2に示すように、構築ドラム7、7を作業ステーションから次の作業ステーションに移送する前記装置は、少なくとも1つのロボットアーム38を備えている。] 図1 図2
[0148] 移送装置9の寸法は、好ましくは半径方向および/または軸方向に調整可能である。]
[0149] これらの移送装置9は、図には示さない複数のセクタを備えている。]
[0150] 常に図1を参照すると、一実施形態では、クラウン構造体構築ライン3は、
−第1ベルト層と前記第1ベルト層の半径方向外側の少なくとも1つの第2ベルト層とを備える環状組立体4が、前記少なくとも1つの第1構築ドラム7の上で構築される、環状組立体構築ユニット34であって、好ましくは、アンダーベルト層付与作業ステーション20、少なくとも1つの第1ベルト付与作業ステーション21および1つの第2ベルト付与作業ステーション23を備える、環状組立体構築ユニット34と、
−第1ベルト層の軸方向に対向する端部が前記少なくとも1つの第2ベルト層の上で折り返される折返し作業ステーション28と、
−クラウン構造体が第2構築ドラム7’の上で完成されるクラウン構造体完成ユニット35であって、好ましくは、コード付与作業ステーション24、少なくとも1つのトレッドバンド構築作業ステーション25および好ましくはサイドウォール構築作業ステーション26を備える、クラウン構造体完成ユニット35と
を備えている。] 図1
[0151] 言い換えれば、環状組立体構築ユニット34は、第1構築ドラム7上で折返し前工程を行うのに好適であり、クラウン構造体完成ユニット35は、第2構築ドラム7’上で折返し後工程を行うのに好適である。]
[0152] ここで、図1に示す構築プラント1を参照して、車両の車輪用タイヤを構築する方法の好ましい実施形態について説明する。] 図1
[0153] ステップi)およびステップii)それぞれによれば、車両の車輪用タイヤを構築する方法は、少なくとも1つのカーカス構造体構築ライン2においてグリーンタイヤのカーカス構造体を構築することと、少なくとも1つのクラウン構造体構築ライン3においてグリーンタイヤのクラウン構造体を構築することとを提供する。]
[0154] カーカス構造体は、少なくとも1つのカーカスプライと一対の環状固定構造体とを備え、クラウン構造体は、ベルト構造体とトレッドバンドとを備えている。]
[0155] クラウン構造体を構築するこうしたステップii)は、本発明により後述するステップa)〜d)を含む、ベルト構造体を構築する少なくとも1つのステップiii)を含む。]
[0156] ステップa)によれば、少なくとも1つの第1構築ドラム7の上で、第1ベルト層と前記第1ベルト層の半径方向外側の少なくとも1つの第2ベルト層とを備える環状組立体4が構築される。]
[0157] その後、図3eに示す本発明のステップb)によれば、環状組立体4は、少なくとも1つの補助ドラム8上に移送される。] 図3e
[0158] その後、第1ベルト層の軸方向に対向する端部を折り返すステップc)が、前記少なくとも1つの第2軸方向外側ベルト層の上に第1ベルト層の端部が少なくとも部分的に重なるように行われる。]
[0159] こうした折り返すステップc)は、図1に示すクラウン構造体構築ライン3の折返し作業ステーション28で行われることが好ましい。] 図1
[0160] その場合、少なくとも1つの補助ドラム8上に環状組立体4を移送するステップb)もまた、前記折返し作業ステーション28において行われる。]
[0161] 最後に、図3f〜図3mに示すように、前記環状組立体4を前記少なくとも1つの補助ドラム8から少なくとも1つの第2構築ドラム7’上に移送するステップd)が行われる。] 図3f 図3g 図3h 図3i 図3l 図3m
[0162] 前記環状組立体4を前記少なくとも1つの補助ドラム8から前記少なくとも1つの第2構築ドラム7’上に移送するこうしたステップd)もまた、前記折返し作業ステーション28で任意に行われる。]
[0163] 図に示さない本発明の一実施形態によれば、環状組立体4を構築するステップa)は、前記第1ベルト層の半径方向内側の第3ベルト層を構築するさらなるステップを含む。]
[0164] この場合、折り返すステップc)は、前記第3ベルト層と前記第2ベルト層との間の前記第1中間ベルト層の軸方向に対向する端部を、第1ベルト層の半径方向外側の前記第2ベルト層の上に少なくとも部分的に重なるように折り返すステップを含む。]
[0165] 図に示さない本発明のさらなる実施形態によれば、環状組立体4を構築するステップa)は、前記第2ベルト層の半径方向外側の第3ベルト層を構築するさらなるステップを含む。]
[0166] この場合、折り返すステップc)は、第1ベルト層の半径方向外側の前記第2ベルト層の上に、かつ前記第2ベルト層の半径方向外側の前記第3ベルト層の上に、第1ベルト層の端部が少なくとも部分的に重なるように、前記第1半径方向内側ベルト層の軸方向に対向する端部を折り返すステップを含む。]
[0167] いずれの場合も、環状組立体4の半径方向最外端部の端部が、少なくとも半径方向最内層の上に折り返される。]
[0168] 図に示さない一実施形態によれば、第2構築ドラム7’は、第1構築ドラム7と一致する。すなわち、折返し工程が終了すると、環状組立体4は、クラウン構造体完成ユニット35内の、後続する構築ステップが行われる第1構築ドラム7に再び移送される。]
[0169] 1つの好ましい実施形態によれば、クラウン構造体を構築するステップiii)は、環状組立体4を構築するステップa)の前に、第1構築ドラム7の半径方向外側の位置にアンダーベルト層を付与するステップa1)を含む。]
[0170] 環状組立体4を構築する前記ステップa)は、第1ベルト層の上に少なくとも1つの中間要素を敷設するサブステップa2)を含むことが好ましい。]
[0171] ステップa1)および/またはサブステップa2)は、エラストマー材料の少なくとも1つの連続した細長い要素を、前記第1構築ドラム7および/または前記第1ベルト層のそれぞれ半径方向外側の位置に、横に並ぶかまたは部分的に重なるコイル状に付与することによって行われる。]
[0172] ステップd)の後、前記環状組立体4の半径方向外側の位置に、周方向に配置された繊維コードまたは金属コードの少なくとも1つの第1層を付与するステップe)が行われることが好ましい。]
[0173] 少なくとも1つのコード層を付与する前記ステップe)の後、前記コード層の半径方向外側の位置に少なくとも1つのトレッドバンドを付与するステップf)が行われる。好ましくは、こうしたトレッドバンドは、トレッドバンドの少なくとも2つの層を含む。]
[0174] その後、本発明のステップg)によれば、前記トレッドバンドの軸方向外側の位置に、処理されているタイヤのサイドウォールの少なくとも一部が付与されることが好ましい。]
[0175] 好ましい実施形態によれば、トレッドバンドを付与するステップf)の前に、ステップe)で付与されたコード層の上に少なくとも1つのトレッドバンド下層を付与するサブステップf’)が行われる。]
[0176] 上記ステップf)および/またはサブステップf’)は、エラストマー材料の少なくとも1つの連続した細長い要素を、前記ベルト構造体の半径方向外側の位置に、横に並ぶかまたは部分的に重なるコイル状に付与することによって行われる。]
[0177] 1つの好ましい実施形態によれば、ステップa)およびステップe)のうちの少なくとも一方は、それぞれの作業ステーションにおいて基本半製品を供給する前ステップh)を含む。]
[0178] 半製品は、たとえば、連続ストリップの形状で分配され、任意に、所望の仕様に対応する長さかまたはそれらが分配される環状組立体4の長さの切取片に切断される。]
[0179] したがって、こうした基本半製品は、任意に適当なサイズに切断され、かつ内部に少なくとも1つの繊維または金属の細長い補強要素を備える、エラストマー材料のストリップを含むことができる。]
[0180] 前記基本半製品を、さらに、互いに隣接して付与してもよく、それにより、その長手方向軸が、少なくとも一部に沿って、第1構築ドラム7の周方向に対し同じ所定角度を呈する。]
[0181] この実施形態によるタイヤ構築方法は、半製品準備ライン31において基本半製品を準備するさらなるステップh’)を含んでもよい。]
[0182] 本構築方法は、さらに、第1構築ドラム7、第2構築ドラム7’および補助ドラム8のうちの少なくとも1つの寸法を調整するステップj)を含む。]
[0183] ステップi)は、第1構築ドラム7の半径方向調整、および/または第2構築ドラム7’の半径方向調整、および/または補助ドラム8の半径方向および軸方向調整を含むことが好ましい。]
[0184] 図1および図2に示すように、第1構築ドラム7および/または第2構築ドラム7’は、クラウン構造体構築ライン3の作業ステーションから次の作業ステーションまで少なくとも1つのロボットアーム38によって移送される。] 図1 図2
[0185] 第1構築ドラム7および第2構築ドラム7’の両方に対し、環状組立体構築ユニット34およびクラウン構造体完成ユニット35それぞれの最初の作業ステーションへの戻り経路(図には示さず)が設けられることが好ましい。]
[0186] 第2構築ドラム7’が第1構築ドラム7と一致する場合、前記戻り経路は、第1構築ドラム7をクラウン構造体完成ユニット35の最後の作業ステーションから環状組立体構築ユニット34の最初の作業ステーションまで運ぶ。]
[0187] 一方、環状組立体4を少なくとも1つの補助ドラム8上に移送するステップb)は、同様に図3a〜3eに示す移送装置9によって行われる。] 図3a 図3b 図3c 図3d 図3e
[0188] 前記環状組立体4を前記少なくとも1つの補助ドラム8から前記少なくとも1つの第1構築ドラム7または第2構築ドラム7’上に移送するステップd)もまた、移送装置9によって行われる。これは、図3f〜図3mにおいて明確に示されている。] 図3f 図3g 図3h 図3i 図3l 図3m
[0189] ここで、特に図3a〜図3mを参照して、本発明の1つの好ましい実施形態による定常動作状態におけるタイヤ構築方法について説明する。] 図3a 図3b 図3c 図3d 図3e 図3f 図3g 図3h 図3i 図3l
[0190] 図3aは、上記ステップa)による、第1構築ドラム7上で構築された環状組立体4を示す。] 図3a
[0191] 図3bには、移送装置9が、環状組立体4と接触するように半径方向にいかに調整されるかが示されている。] 図3b
[0192] 図3cに示す、続く第1構築ドラム7の取外しは、環状組立体4を補助ドラム8上に移送するステップb)を開始する。実際には、このステップ中、環状組立体4は、構築ドラム7から分離され、移送装置9によって保持され、その後、図3dおよび図3eに示す後続するステップ中、補助ドラム8上に移送される。] 図3c 図3d 図3e
[0193] 図3dは、環状組立体4が関連する移送装置9が、補助ドラム8に配置されるように矢印によって示す方向にいかに移動するかを示している。この位置において、環状組立体は、こうした補助ドラム8と接触し、移送装置がその開始位置に向かって移動することにより、移送装置から分離される(図3e)。] 図3d 図3e
[0194] この時点で、環状組立体4を補助ドラム8上に移送するステップb)が完了する。]
[0195] その後、図3fに概略的に示す、折り返すステップf)が行われる。] 図3f
[0196] 図3gにおいて、環状組立体4を第2構築ドラム7’上に移送するステップd)が開始する。こうした図では、実際には、移送装置9が、いかに補助ドラム8に移動し、端部が折り返された環状組立体4と接触するまで半径方向に調整されるかが示されている。] 図3g
[0197] 図3hは、移送装置9が、いかに環状組立体4を補助ドラム8から取り上げ、その初期位置に向かって移動するかを示している。] 図3h
[0198] 図3iでは、移送装置9に、第1構築ドラム7と幾何学的形状が異なる第2構築ドラム7’が配置されている。] 図3i
[0199] 図3lでは、環状組立体4が関連する移送装置9が、第2構築ドラム7’と接触するように半径方向に調整されている。] 図3l
[0200] 図3mでは、移送装置9は、第2補助ドラム7’の上に環状組立体4を降ろしてそこから離れるように半径方向に移動し、したがってステップd)を完了する。] 図3m
[0201] 上述したように、かつ上記図3a〜図3mに部分的に示すように、タイヤ構築方法は、前記移送装置9の寸法を調整する少なくとも1つのステップk)を含む。特に、こうしたステップk)は、前記移送装置9の半径方向および/または軸方向調整を含む。] 図3a 図3b 図3c 図3d 図3e 図3f 図3g 図3h 図3i 図3l
[0202] 環状組立体4を少なくとも1つの補助ドラム8上に移送するステップb)と、環状組立体4を前記少なくとも第1構築ドラム7または第2構築ドラム7’上に移送するステップd)のうちの少なくとも一方の後に、ベルト構造体を成形するステップl)が続く。]
[0203] 特に、こうしたステップは、補助ドラム8もしくは第1構築ドラム7または第2構築ドラム7’をそれぞれ膨張させることによって行われる。]
权利要求:

請求項1
車両の車輪用タイヤを構築する方法であって、i)少なくとも1つのカーカス構造体構築ライン(2)においてグリーンタイヤのカーカス構造体を構築するステップであって、前記カーカス構造体が少なくとも1つのカーカスプライと一対の環状固定構造体とを備える、ステップと、ii)少なくとも1つのクラウン構造体構築ライン(3)においてグリーンタイヤのクラウン構造体を構築するステップであって、前記クラウン構造体がベルト構造体とトレッドバンドとを備える、ステップと、を含み、前記クラウン構造体を構築する前記ステップii)が、前記ベルト構造体を構築する少なくとも1つのステップiii)を含み、そのステップiii)が、a)少なくとも1つの第1構築ドラム(7)の上で、第1半径方向内側ベルト層と前記第1ベルト層の半径方向外側の少なくとも1つの第2ベルト層とを備える環状組立体(4)を構築するステップと、b)前記環状組立体(4)を少なくとも1つの補助ドラム(8)上に移送するステップと、c)前記少なくとも1つの第2半径方向外側ベルト層の上に前記第1ベルト層の端部が少なくとも部分的に重なるように、前記第1半径方向内側ベルト層の軸方向に対向する端部を折り返すステップと、d)前記環状組立体(4)を前記少なくとも1つの補助ドラム(8)から少なくとも1つの第2構築ドラム(7’)上に移送するステップと、を含む方法。
請求項2
前記環状組立体(4)を構築する前記ステップa)が、第3ベルト層を構築するさらなるステップを含む、請求項1に記載の方法。
請求項3
前記第3ベルト層が前記第2ベルト層の半径方向外側である、請求項2に記載の方法。
請求項4
前記第3ベルト層が前記第1ベルト層の半径方向内側である、請求項2に記載の方法。
請求項5
折り返す前記ステップc)が、前記第1ベルト層の半径方向外側の前記第2ベルト層の上に、かつ前記第2ベルト層の半径方向外側の前記第3ベルト層の上に、前記第1ベルト層の端部が少なくとも部分的に重なるように、前記第1半径方向内側ベルト層の軸方向に対向する端部を折り返すステップを含む、請求項3に記載の方法。
請求項6
前記ベルト構造体を構築する前記ステップiii)が、前記環状組立体(4)を構築する前記ステップa)の前に、a1)前記第1構築ドラム(7)の半径方向外側の位置にアンダーベルト層を付与するステップを含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載のタイヤを構築する方法。
請求項7
前記環状組立体(4)を構築する前記ステップa)が、a2)前記第1ベルト層の上に少なくとも1つの中間要素を敷設するサブステップを含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載のタイヤを構築する方法。
請求項8
前記ステップiii)が、ステップd)の後に、前記環状組立体(4)の半径方向外側の位置に、周方向に配置された繊維コードまたは金属コードの少なくとも1つの第1層を付与するステップe)を含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載のタイヤを構築する方法。
請求項9
前記ベルト構造体を構築する前記ステップii)が、少なくとも1つのコード層を付与する前記ステップe)の後に、前記コード層の半径方向外側の位置に、少なくとも1つのトレッドバンドを付与するステップf)を含む、請求項8に記載のタイヤを構築する方法。
請求項10
前記ベルト構造体を構築する前記ステップii)が、前記トレッドバンドを付与するステップf)の後に、前記トレッドバンドの軸方向外側の位置に、処理されている前記タイヤのサイドウォールの少なくとも一部を付与するステップg)を含む、請求項9に記載のタイヤを構築する方法。
請求項11
前記第1半径方向内側ベルト層の前記軸方向に対向する端部を、前記少なくとも1つの第2半径方向外側ベルト層の上に折り返す前記ステップc)が、前記クラウン構造体構築ライン(3)の折返し作業ステーション(28)において行われる、請求項1〜10のいずれか一項に記載のタイヤを構築する方法。
請求項12
前記環状組立体(4)を少なくとも1つの補助ドラム(8)上に移送するステップb)が、折返し作業ステーション(28)において行われる、請求項1〜11のいずれか一項に記載のタイヤを構築する方法。
請求項13
前記環状組立体(4)を前記少なくとも1つの補助ドラム(8)から少なくとも1つの第2構築ドラム(7’)上に移送するステップd)が、折返し作業ステーション(28)において行われる、請求項1〜12のいずれか一項に記載のタイヤを構築する方法。
請求項14
前記ベルト構造体を構築する前記ステップii)が、前記トレッドバンドを付与するステップf)の前に、ステップe)で付与された前記コード層の上に少なくとも1つのトレッドバンド下層を付与するサブステップf’)を含む、請求項9に記載のタイヤを構築する方法。
請求項15
前記ステップf)が、2つのトレッドバンド層の付与を含む、請求項9または14に記載のタイヤを構築する方法。
請求項16
前記ステップf)および前記サブステップf’)のうちの少なくとも一方が、エラストマー材料の少なくとも1つの連続した細長い要素を、前記ベルト構造体の半径方向外側の位置に、横に並ぶかまたは少なくとも部分的に重なるコイル状に付与することによって行われる、請求項9、14または15に記載のタイヤを構築する方法。
請求項17
前記ステップa1)および前記サブステップa2)のうちの少なくとも一方が、エラストマー材料の少なくとも1つの連続した細長い要素を、前記第1構築ドラム(7)または前記第1ベルト層の半径方向外側の位置に、横に並ぶかまたは少なくとも部分的に重なるコイル状に付与することによって行われる、請求項6または7に記載のタイヤを構築する方法。
請求項18
ステップa)およびステップe)のうちの少なくとも一方が、それぞれの作業ステーションにおいて基本半製品を供給する前ステップh)を含む、請求項1〜17のいずれか一項に記載のタイヤを構築する方法。
請求項19
前記基本半製品が、適当なサイズに切断され、かつ内部に少なくとも1つの繊維または金属の細長い補強要素を備える、エラストマー材料のストリップである、請求項18に記載のタイヤを構築する方法。
請求項20
前記基本半製品が、互いに隣接して付与され、それにより、その長手方向軸が、少なくとも一部に沿って、前記第1構築ドラム(7)の周方向に対し同じ所定角度を呈する、請求項18または19に記載のタイヤを構築する方法。
請求項21
半製品準備ライン(31)において基本半製品を準備するさらなるステップh’)を含む、請求項18に記載のタイヤを構築する方法。
請求項22
前記第1構築ドラム(7)、前記第2構築ドラム(7’)および前記補助ドラム(8)のうちの少なくとも1つの寸法を調整するステップj)をさらに含む、請求項1〜21のいずれか一項に記載のタイヤを構築する方法。
請求項23
前記ステップj)が、前記第1構築ドラム(7)の半径方向調整を含む、請求項22に記載のタイヤを構築する方法。
請求項24
前記ステップj)が、前記第2構築ドラム(7’)の半径方向調整を含む、請求項22または23に記載のタイヤを構築する方法。
請求項25
前記ステップj)が、前記補助ドラム(8)の半径方向および軸方向調整を含む、請求項22〜24のいずれか一項に記載のタイヤを構築する方法。
請求項26
前記第1構築ドラム(7)および前記第2構築ドラム(7’)のうちの少なくとも一方が、前記クラウン構造体構築ライン(3)の作業ステーションから次の作業ステーションに少なくとも1つのロボットアーム(38)によって移送される、請求項1〜25のいずれか一項に記載のタイヤを構築する方法。
請求項27
前記環状組立体(4)を少なくとも1つの補助ドラム(8)上に移送する前記ステップb)が、移送装置(9)によって行われる、請求項1〜26のいずれか一項に記載の方法。
請求項28
前記環状組立体(4)を前記少なくとも1つの補助ドラム(8)から前記少なくとも1つの第1構築ドラム(7)または第2構築ドラム(7’)上に移送する前記ステップd)が、移送装置(9)によって行われる、請求項1〜27のいずれか一項に記載のタイヤを構築する方法。
請求項29
前記移送装置(9)の寸法を調整する少なくとも1つのステップk)をさらに含む、請求項27または28に記載のタイヤを構築する方法。
請求項30
前記ステップk)が、前記移送装置(9)の半径方向調整を含む、請求項29に記載のタイヤを構築する方法。
請求項31
前記ステップk)が、前記移送装置(9)の軸方向調整を含む、請求項29または30に記載のタイヤを構築する方法。
請求項32
前記環状組立体(4)を少なくとも1つの補助ドラム(8)上に移送するステップb)と、前記環状組立体(4)を前記少なくとも1つの第1構築ドラム(7)または前記少なくとも1つの第2構築ドラム(7’)上に移送するステップd)のうちの少なくとも一方の後に、前記ベルト構造体を成形するステップl)が続く、請求項1〜31のいずれか一項に記載のタイヤを構築する方法。
請求項33
前記ベルト構造体を成形する前記ステップl)が、前記補助ドラム(8)の膨張によって行われる、請求項32に記載のタイヤを構築する方法。
請求項34
前記ベルト構造体を成形する前記ステップl)が、前記第1構築ドラム(7)および前記第2構築ドラム(7’)のうちの少なくとも一方の膨張によって行われる、請求項32または33に記載のタイヤを構築する方法。
請求項35
車両の車輪用タイヤを構築するプラント(1)であって、少なくとも1つのカーカス構造体構築ライン(2)であって、前記カーカス構造体が少なくとも1つのカーカスプライと一対の環状固定構造体とを備える、カーカス構造体構築ライン(2)と、少なくとも1つのクラウン構造体構築ライン(3)であって、前記クラウン構造体が少なくとも1つのベルト構造体とトレッドバンドとを備える、クラウン構造体構築ライン(3)と、を備え、前記クラウン構造体構築ライン(3)が、少なくとも1つの第1構築ドラム(7)であって、その上で、第1半径方向内側ベルト層と前記第1ベルト層の半径方向外側の少なくとも1つの第2ベルト層とを備える環状組立体(4)が構築される、第1構築ドラム(7)と、少なくとも1つの補助ドラム(8)であって、その上で、前記少なくとも1つの第2ベルト層の上に前記第1ベルト層の端部が少なくとも部分的に重なるように、前記第1ベルト層の軸方向に対向する端部が折り返される、補助ドラム(8)と、前記第1ベルト層の前記軸方向に対向する端部が前記少なくとも1つの第2ベルト層の上に折り返された前記環状組立体(4)を受け入れるのに好適な少なくとも1つの第2構築ドラム(7’)と、前記少なくとも1つの第1構築ドラム(7)から前記少なくとも1つの補助ドラム(8)へ、かつ前記少なくとも1つの補助ドラム(8)から前記少なくとも1つの第2構築ドラム(7’)へ、前記環状組立体(4)を移送する少なくとも1つの装置(9)と、を備える、タイヤを構築するプラント(1)。
請求項36
前記少なくとも1つの第2構築ドラム(7’)が前記少なくとも1つの第1構築ドラム(7)と等しい、請求項35に記載のタイヤを構築するプラント(1)。
請求項37
前記第2構築ドラム(7’)が、前記第1構築ドラム(7)と幾何学的形状が異なる、請求項35に記載のタイヤを構築するプラント(1)。
請求項38
前記第2構築ドラム(7’)が成形面を有する、請求項37に記載のタイヤを構築するプラント(1)。
請求項39
前記補助ドラム(8)が、前記第1構築ドラム(7)と幾何学的形状が異なる、請求項35〜38のいずれか一項に記載のタイヤを構築するプラント(1)。
請求項40
前記補助ドラム(8)が成形面を有する、請求項39に記載のタイヤを構築するプラント(1)。
請求項41
前記成形面が凸状面を含む、請求項38または40に記載のタイヤを構築するプラント(1)。
請求項42
前記クラウン構造体構築ライン(3)が、前記少なくとも1つの補助ドラム(8)と前記少なくとも1つの移送装置(9)とを備える少なくとも1つの折返し作業ステーション(28)を備える、請求項35〜41のいずれか一項に記載のタイヤを構築するプラント(1)。
請求項43
前記折返し作業ステーション(28)が、前記補助ドラム(8)と協働するのに好適な、前記第1ベルト層の前記軸方向に対向する端部の少なくとも一部を前記少なくとも1つの第2ベルト層の上に折り返す装置をさらに備える、請求項42に記載のタイヤを構築するプラント(1)。
請求項44
前記クラウン構造体構築ライン(3)が、前記第1構築ドラム(7)上にアンダーベルト層を付与する装置が設けられたアンダーベルト層付与作業ステーション(20)を備える、請求項35〜43のいずれか一項に記載のタイヤを構築するプラント(1)。
請求項45
前記装置が、エラストマー材料の連続した細長い要素の分配装置と、前記第1構築ドラム(7)の半径方向外側の位置に前記連続した細長い要素を横に並ぶかまたは少なくとも部分的に重なるコイル状に巻回するように、第1構築ドラム(7)を移動させるアクチュエータと、を備える、請求項44に記載のタイヤを構築するプラント(1)。
請求項46
前記クラウン構造体(3)を構築する前記ラインが、前記折返し作業ステーション(28)の上流に、前記第1構築ドラム(7)の半径方向外側の位置に少なくとも1つの第1ベルト層を付与する装置が設けられた、第1ベルトを付与する作業ステーション(21)と、前記第1ベルトストリップの半径方向外側の位置に第2ベルト層を付与する装置が設けられた、第2ベルトを付与する作業ステーション(23)と、を備える、請求項42〜45のいずれか一項に記載のタイヤを構築するプラント(1)。
請求項47
前記クラウン構造体構築ライン(3)が、折返し作業ステーション(28)の下流に、前記半径方向外側ベルト層の上に周方向に配置された繊維コードまたは金属コードの少なくとも1つの第1層を付与する装置が設けられた、コードを付与する作業ステーション(24)と、前記コード層の半径方向外側の位置に少なくとも1つのトレッドバンドを付与する装置が設けられた、少なくとも1つのトレッドバンド構築作業ステーション(25)と、を備える、請求項42〜46のいずれか一項に記載のタイヤを構築するプラント(1)。
請求項48
前記クラウン構造体構築ライン(3)が、前記第1ベルト層の上に1つの中間要素を敷設する装置が設けられた、中間要素を敷設する作業ステーション(22)を備える、請求項35〜47のいずれか一項に記載のタイヤを構築するプラント(1)。
請求項49
前記装置が、エラストマー材料の連続した細長い要素の分配装置と、前記第1ベルト層の半径方向外側の位置に前記連続した細長い要素を横に並ぶかまたは少なくとも部分的に重なるコイル状に巻回するように、前記第1構築ドラム(7)を移動させるアクチュエータと、を備える、請求項48に記載のタイヤを構築するプラント(1)。
請求項50
前記クラウン構造体構築ライン(3)が、前記トレッドバンドの軸方向外側の位置にサイドウォールの少なくとも一部を構築する装置が設けられた、サイドウォール構築作業ステーション(26)を備える、請求項35〜49のいずれか一項に記載のタイヤを構築するプラント(1)。
請求項51
前記装置が、エラストマー材料の連続した細長い要素の分配装置と、前記連続した細長い要素を横に並ぶかまたは少なくとも部分的に重なるコイル状に巻回するように、前記第1構築ドラム(7)または前記第2構築ドラム(7’)のうちの一方を移動させるアクチュエータと、を備える、請求項50に記載のタイヤを構築するプラント(1)。
請求項52
少なくとも2つのトレッドバンド構築作業ステーション(25)を備える、請求項47、または請求項45に従属する場合の請求項48〜51のいずれか一項に記載のタイヤを構築するプラント(1)。
請求項53
各トレッドバンド構築作業ステーション(25)において、前記付与装置が、エラストマー材料の連続した細長い要素の分配装置と、前記ベルト構造体の半径方向外側の位置に前記連続した細長い要素を横に並ぶかまたは少なくとも部分的に重なるコイル状に巻回するように、前記第1構築ドラム(7)または前記第2構築ドラム(7’)の一方を移動させるアクチュエータと、を備える、請求項47または52に記載のタイヤを構築するプラント(1)。
請求項54
前記クラウン構造体構築ライン(3)の前記第1ベルト(21)を付与する前記作業ステーションに、前記第1ベルト層の半径方向内側の位置に第3ベルト層を付与する装置もまた設けられる、請求項46、または請求項46に従属する場合の請求項47〜53のいずれか一項に記載のタイヤを構築するプラント(1)。
請求項55
前記クラウン構造体構築ライン(3)が、前記第1ベルト付与作業ステーション(21)の上流に、前記第1ベルト層の半径方向内側の位置に第3ベルト層を付与する装置が設けられた、第3ベルトを付与する作業ステーション(27)を備える、請求項46、または請求項46に従属する場合の請求項47〜53のいずれか一項に記載のタイヤを構築するプラント(1)。
請求項56
前記クラウン構造体(3)を構築する前記ラインの前記第2ベルト(23)を付与する前記作業ステーションに、前記第2ベルト層の半径方向外側の位置に第3ベルト層を付与する装置もまた設けられる、請求項46、または請求項46に従属する場合の請求項47〜53のいずれか一項に記載のタイヤを構築するプラント(1)。
請求項57
前記クラウン構造体構築ライン(3)が、前記第2ベルト付与作業ステーション(23)の下流に、前記第2ベルト層の半径方向外側の位置に第3ベルト層を付与する装置が設けられた、第3ベルトを付与する作業ステーション(27)を備える、請求項46、または請求項46に従属する場合の請求項47〜53のいずれか一項に記載のタイヤを構築するプラント(1)。
請求項58
前記クラウン構造体構築ライン(3)が、前記コード付与作業ステーション(24)の下流に、前記コード層の半径方向外側の位置に少なくとも1つのトレッドバンド下層を付与する装置が設けられた、トレッドバンド下層付与作業ステーションを備える、請求項46〜57のいずれか一項に記載のタイヤを構築するプラント(1)。
請求項59
前記装置が、エラストマー材料の連続した細長い要素の分配装置と、前記連続した細長い要素を、横に並ぶかまたは少なくとも部分的に重なるコイル状に巻回するように、前記第1構築ドラム(7)または前記第2構築ドラム(7’)の一方を移動させるアクチュエータと、を備える、請求項58に記載のタイヤを構築するプラント(1)。
請求項60
前記第1ベルト付与作業ステーション(21)、前記第2ベルト付与作業ステーション(23)、前記第3ベルト付与作業ステーション(27)および前記コード付与作業ステーション(24)のうちの少なくとも1つが、前記それぞれの作業ステーションにおいて基本半製品を供給する少なくとも1つのユニット(37)に動作的に関連する、請求項46、または請求項46に従属する場合の請求項47〜59のいずれか一項に記載のタイヤを構築するプラント(1)。
請求項61
基本半製品を供給する前記作業ステーション(37)が、連続して、または適当なサイズに切断された、内部に少なくとも1つの繊維または金属の細長い補強要素を備える、エラストマー材料のストリップを分配する、請求項60に記載のタイヤを構築するプラント(1)。
請求項62
前記カーカス構造体構築ライン(2)および前記クラウン構造体構築ライン(3)のうちの少なくとも一方に供給されるのに好適な基本半製品(31)を準備するラインを備える、請求項35〜60のいずれか一項に記載のタイヤを構築するプラント(1)。
請求項63
前記第1構築ドラム(7)、前記第2構築ドラム(7’)および前記補助ドラム(8)のうちの少なくとも1つの寸法を調整する装置を備える、請求項35〜62のいずれか一項に記載のタイヤを構築するプラント(1)。
請求項64
前記第1構築ドラム(7)が半径方向に調整可能である、請求項35〜63のいずれか一項に記載のタイヤを構築するプラント(1)。
請求項65
前記第2構築ドラム(7)が半径方向に調整可能である、請求項35〜64のいずれか一項に記載のタイヤを構築するプラント(1)。
請求項66
前記補助ドラム(8)が半径方向にかつ軸方向に調整可能である、請求項35〜65のいずれか一項に記載のタイヤを構築するプラント(1)。
請求項67
前記クラウン構造体構築ライン(3)に、前記構築ドラム(7、7’)を当該クラウン構造体構築ライン(3)の作業ステーションから次の作業ステーションに移送する装置が設けられる、請求項35〜66のいずれか一項に記載のタイヤを構築するプラント(1)。
請求項68
前記第1構築ドラム(7、7’)の作業ステーションから次の作業ステーションへの前記移送装置が、少なくとも1つのロボットアーム(38)を備える、請求項67に記載のタイヤを構築するプラント(1)。
請求項69
前記移送装置(9)の寸法が調整可能である、請求項35〜68のいずれか一項に記載のタイヤを構築するプラント(1)。
請求項70
前記移送装置(9)が半径方向に調整可能である、請求項69に記載のタイヤを構築するプラント(1)。
請求項71
前記移送装置(9)が軸方向に調整可能である、請求項69または70に記載のタイヤを構築するプラント(1)。
請求項72
前記移送装置(9)が複数のセクタを含む、請求項69〜71のいずれか一項に記載のタイヤを構築するプラント(1)。
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